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2017年3月8日水曜日

ロシアのお祭り マースレニッツァ!!

こんにちは

 今回はロシアの冬の終わりの行事マースレニッツァについて紹介します。マースレニッツァは毎年2月末頃に一週間おこなわれます。大斎期と呼ばれるキリストの苦難を思い起こすために断食や節制に努める期間の前に行われます。この期間は乳製品も食べられないので、その前のマースレニッツァでたくさんのバターや牛乳、ケフィア(ロシアの発酵させた牛乳、ヨーグルトに近い)を使ってブリヌイ(ロシアのクレープのようなもの)を食べようということらしいです。また大きく丸いブリヌイは昔から太陽の象徴とされ、マースレニッツァの一週間でたくさんのブリヌイを食べれば食べるほど早く春が訪れると言われているそうです。昔はカカシを作って燃やしたり様々な儀式的な催しがあったようですが、今ではブリヌイをたくさん食べて冬の終わり春の訪れを祝うだけで、その後の大斎期の断食もそれほど厳しくやらない人がほとんどだそうです。

 ちなみに僕も友達に誘われブリヌイを大量に作って食べました!


 はちみつやズグションカ(сгущёнка)と呼ばれる牛乳ジャム(練乳みたいなものです)、友人のお母さんお手製のジャム等でいただきました。甘いブリヌイと一緒に紅茶をいただくのがロシアンティーの定番。本当に美味しかったです。のんびりとした幸せなひとときでしたぁ〜(^_^)

 マースレニッツァがおわり、3月に入るとロシアはもう春です。とは言えロシアで一番暖かいと言われる地域の1つ、ウラジオストクでさえ3月はじめは最高気温は0℃前後(笑)。ヤクーツク等シベリア内陸部では最高気温−10℃前後...(笑)長く厳しい冬が続くこの国の人々にとって春の訪れはすごく喜ばしいことです。僕もめちゃくちゃ嬉しいです(笑)


2017年3月6日月曜日

ウラジオストク 太平洋艦隊戦争史博物館

こんにちは!

 今回は祖国防衛の日に訪れたもう一つの場所、太平洋艦隊戦争史博物館(Военно-исторический музей Тихоокеанского флота)について紹介します。
 場所はスヴェトランスカヤ通り(ул.Светланская, 66)66番、黄金橋をくぐって少し歩いたところにあります。広場から博物館のほうへ向かう途中に大祖国戦争の火が灯された記念碑があります。僕が訪れたのがたまたま祖国防衛の日でしたので、そここにはたくさんのカーネーションが捧げられていました。博物館の手前にはたくさんの大砲がおいてあります。要塞博物館と同じくこちらの大砲もだいたい操縦できます。観光客はもちろん地元の人達も子供と散歩がてら遊びによってくる人もおおいようです。
ウラジオストクは街の至る所にこのような大砲が置かれていたり、博物館も多く面白い街だと思います。
 さて話が少しそれましたが博物館の方はと言うと...
 なかなかのものでした。特にここの博物館はほかのところと比べ旗の展示が多いように感じました。このように壁が真っ赤に。ナチスドイツの旗も展示されていたり、赤軍募集のポスターや、日露戦争の絵画もありました。日露戦争の絵画は日本がフルボッコにされてましたね。日本の授業で教えてもらう歴史とは少し違う、ロシアから見た日露戦争が垣間見えて興味深かったです。日本製の銃や、日本刀が展示されていたのも興味深かったですね。結構な量の展示でしたが入館料は学生割引で100ルーブル(190円程度)でした。ウラジオストクは博物館等の入館料入場料がやすいのが本当に魅力的ですね。




2017年3月5日日曜日

祖国防衛の日

こんにちは

 日本では女性が男性にプレゼントをする日としてバレンタインデーがありますよね。ロシアでも最近になって2月14日のバレンタインを祝うようになってようですが、ロシアではこの日は男性からでも女性からでもどちらからでもプレゼントを渡して良いそうです。それとは別にロシアには女性が男性にプレゼントをする日があります。それが「祖国防衛の日(день защитника Отечества)」です。
 祖国防衛の日は第一次世界大戦で、ロシアで最初の労働者と農民からなる赤軍が結成されたのを記念した日です。結成後ソ連赤軍はドイツ軍との戦いに勝利し、はじめは「赤軍の日」と名付けられ、軍人さん等祖国の防衛に携わった男性を中心に祝われていましたが、その後改名され「陸軍記念日」となり、さらにソ連崩壊後「祖国防衛の日」となり、今日ではすべての男性を祝う日となりました。日本では母の日にカーネーションをプレゼントしますが、ロシアではこの日に男性にカーネーションをプレゼントするのが定番です。

 この日はロシア各地で様々なイベントが行われます。もちろんウラジオストクでも...




 広場に戦車等があつめられ、多くの人で賑わっていました。戦車の運転席に乗ったり、エンジンをかけてもらうこともできました。広場では軍による無料の炊き出しも行われていて香ばしい匂いがしていました。炊き出し専用の車両のようなもがでていました。僕も炊き出しを食べたかったのですがものすごい列だったので断念しました。

 次回はこの日訪れた太平洋艦隊の戦争史博物館について紹介します。それではまたノシ