このブログを検索

2017年10月3日火曜日

ウラジオストク 居酒屋「炎」

こんにちは。
今回は今年の春にオープンした北海道の居酒屋チェーン「炎」について紹介したいと思います。「SNSだろうがブログだろうがドンドン発信してくれ!!」とオーナーさんに言って頂いたのでお言葉に甘えて紹介させていただきたいと思います。
今回は記念すべき開店初日に行ってきました!!
ウラジオストク日本人会で知り合った方々にごちそうになりました。ありがとうございましたm(_ _)m
 外観はこんな感じ。建物は洋風ですが看板は本場のものそのものです。入口からすでに日本の居酒屋のような雰囲気で店員さんも「いらっしゃいませ~」と日本語で出迎えてくれます。実はここの店員さんたちは日本に渡り接客・サービスからビールの注ぎ方まで日本で修行を積んで来たそうです。日本語がまったく話せない店員さんもいましたが、皆さん多少日本語も知っているそうです。日本語がかなり上手な方もいました。

 ひっっっさびさのアサヒのビール。最高でした!
アサヒさんがウラジオストクに来たときに、「この街には日本のビールも出回ってはいるが、注ぎ方や保存・取扱で質が損なわれている...。最高のアサヒを飲んでもらいたい!!」ということでビールの保存・取扱から注ぎ方まで指導をされたのだそうです。

何と言ってもこのお店の看板メニューつくねは最高でした!僕自身札幌の炎に2回ほど行ったことがあるのですが、本場のものと何ら変わりありません!和食が恋しくなっていた僕にはもうたまりませんでした!!!


そしてなんと鍋までだしてもらいました。出汁がきいてて本当においしい。ウラジオストクに何店舗も日本料理のお店はありますが、「出汁」の効いた料理を提供してもらえるところはなかなかありません。
最後に鍋のシメに麺を入れようという話になったのですが、麺は用意されておらず、無理を言って代わりにご飯を入れて食べました。店員さんも奇妙そうに鍋にご飯を入れる日本人たちを眺めていました(笑)

もちろん日本で食べるより割高ではありますが、「本物の日本の味」が楽しめて本当に良かったです。ありがとうございました。


2017年10月2日月曜日

ロシアの宗教

こんにちは。
今回はロシアの復活祭(イースター)について紹介したいと思います。

ロシアのほとんどの人は「ロシア正教」という宗教です。
ロシア正教はキリスト教の三大宗派
・カトリック
・プロテスタント
・東方正教会(ロシア正教)
のうちの1つです。

特徴としては
・「イエス・キリスト」を「イイスス・ハリストス」と呼ぶ
・十字架の形
・イコン(イイスス・ハリストス、聖人、天使、聖書における重要なできごとやたとえ話、教会史上の出来事を画いたもの)
・祭服、礼拝堂が非常に壮麗

である事などが挙げられます。他のキリスト教と比べると独特ではあありますが、キリスト教の一つの宗派であるロシア正教の人がほとんどであるロシアでも復活祭を行います。

さてさて、ではロシアの復活祭は一体何をするのでしょうか?


○期日
復活祭は基本的に、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝われます。(大体3月末から4月初め。毎年バラバラ)日曜日はハリストスが復活した曜日なので必ず日曜日に行われます。ちなみにロシア語で「日曜日」は「воскресение(ヴァスクリセーニェ)」で語源は「復活(воскрес ヴァスクリェス)」です。ハリストスの復活にちなんでいます。


○食事
基本的に復活祭の二週間くらい前から断食を行います。
断食といっても、何も食べないわけではなくて、肉、魚、卵、乳製品、酒等が禁じられているだけで野菜とかは普通に食べられます。「復活祭は祝うけど、断食なんてしたくない」といってしない人も結構います(笑)この断食は以外にも若い人達のほうが行う人が多く、また、最近定着してきたようです。ソ連時代は宗教が禁じられていたため、年配の方には定着しなかったのかもしれません。街のレストランではこの時期のために「断食用メニュー」もあるそうです。復活祭当日は色や柄の付けられたゆで卵を食べたり、「кулич(クリーチ)」と呼ばれる卵がベースのカップケーキのようなものを食べます。上に砂糖がかかっていて甘くておいしいです。
ゆで卵は友人とぶつけ合って運試しをして遊んだりもします。(ぶつけ合って卵が割れた方の負け。割れなかった方は何かいいことがあるかも...! といった感じ)人のおでこで割ることもよくあります。
卵は生命の誕生のシンボルで、кулич(クリーチ)はパン(食事)の象徴です。

○挨拶
復活祭当日はキリスト教徒の知り合に会ったら、ちょっと特別な挨拶をします。
頬に3回のキス(三位一体を意味する)をして「Христос воскрес!(フリストス ヴァスクリェス)」(意味:ハリストス復活!)と言います。そして、これに対し、「Во истину воскрес!(ヴァ イスヌー ヴァスクリェス)」(意味:実に復活!)とかえします。でも、僕は実際三回キスしてあいさつしているひとをカップル以外では見ませんでした(笑)



宗教的な行事の1つではありますが、あまり難しいことではなく、ものすごく端的に言ってしまえばこの日は、「生きていることに感謝する日」です。
日本でも「イースター」と名前だけなら聞くようになってきましたよね!