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2017年10月2日月曜日

ロシアの宗教

こんにちは。
今回はロシアの復活祭(イースター)について紹介したいと思います。

ロシアのほとんどの人は「ロシア正教」という宗教です。
ロシア正教はキリスト教の三大宗派
・カトリック
・プロテスタント
・東方正教会(ロシア正教)
のうちの1つです。

特徴としては
・「イエス・キリスト」を「イイスス・ハリストス」と呼ぶ
・十字架の形
・イコン(イイスス・ハリストス、聖人、天使、聖書における重要なできごとやたとえ話、教会史上の出来事を画いたもの)
・祭服、礼拝堂が非常に壮麗

である事などが挙げられます。他のキリスト教と比べると独特ではあありますが、キリスト教の一つの宗派であるロシア正教の人がほとんどであるロシアでも復活祭を行います。

さてさて、ではロシアの復活祭は一体何をするのでしょうか?


○期日
復活祭は基本的に、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝われます。(大体3月末から4月初め。毎年バラバラ)日曜日はハリストスが復活した曜日なので必ず日曜日に行われます。ちなみにロシア語で「日曜日」は「воскресение(ヴァスクリセーニェ)」で語源は「復活(воскрес ヴァスクリェス)」です。ハリストスの復活にちなんでいます。


○食事
基本的に復活祭の二週間くらい前から断食を行います。
断食といっても、何も食べないわけではなくて、肉、魚、卵、乳製品、酒等が禁じられているだけで野菜とかは普通に食べられます。「復活祭は祝うけど、断食なんてしたくない」といってしない人も結構います(笑)この断食は以外にも若い人達のほうが行う人が多く、また、最近定着してきたようです。ソ連時代は宗教が禁じられていたため、年配の方には定着しなかったのかもしれません。街のレストランではこの時期のために「断食用メニュー」もあるそうです。復活祭当日は色や柄の付けられたゆで卵を食べたり、「кулич(クリーチ)」と呼ばれる卵がベースのカップケーキのようなものを食べます。上に砂糖がかかっていて甘くておいしいです。
ゆで卵は友人とぶつけ合って運試しをして遊んだりもします。(ぶつけ合って卵が割れた方の負け。割れなかった方は何かいいことがあるかも...! といった感じ)人のおでこで割ることもよくあります。
卵は生命の誕生のシンボルで、кулич(クリーチ)はパン(食事)の象徴です。

○挨拶
復活祭当日はキリスト教徒の知り合に会ったら、ちょっと特別な挨拶をします。
頬に3回のキス(三位一体を意味する)をして「Христос воскрес!(フリストス ヴァスクリェス)」(意味:ハリストス復活!)と言います。そして、これに対し、「Во истину воскрес!(ヴァ イスヌー ヴァスクリェス)」(意味:実に復活!)とかえします。でも、僕は実際三回キスしてあいさつしているひとをカップル以外では見ませんでした(笑)



宗教的な行事の1つではありますが、あまり難しいことではなく、ものすごく端的に言ってしまえばこの日は、「生きていることに感謝する日」です。
日本でも「イースター」と名前だけなら聞くようになってきましたよね!


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